2008年12月31日

ギア・クライスラー6.4リッター by コーギー
corgi 241 ghia L6.4 chrysler V8

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ボンドカーのアストンマーティンが発売される以前のコーギーの大ヒット作。
コーギー初の両ドア開閉導入でフル・アクションにトライしただけでなく、ジュエル・ライト装備、メッキ処理されたグリルとバンパー、折りたたみ可能なシート、別パーツが装着されたドア内側、反射ステッカーで再現された室内バックミラーとセンターコンソール、さらにリアシェルフにお座りするコーギー犬と、その凝りに凝った作りには今でも胸躍るわけで、発売された1963年当時の子供たちにとってはまさに夢のようなミニカーだったはず。当時の平均的コーギー製品の2倍近い価格ながらこのモデルはメットイ社に63年クリスマス商戦の大勝利をもたらし、69年に絶版になるまでざっと175万台を売ったそうだ。
フルアクションとリアリズムでその後のミニカーのスタンダードを決定づけたという意味ではマーキュリーのフィアット2300Sと並ぶエポック的存在だが、おもちゃとしての楽しさと頑丈さでは断然こちらに軍配が上がる。フルアクションでは後塵を拝したコーギーがマーキュリーを意識したのか、あるいは偶然なのか、どちらもギア・デザインのクルマをチョイスしているのが興味深い。
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このミニカー唯一の難点がサスペンション機構のヘタりからくるシャコタン化。シャシーがカシメ留めなので詳細はわからないが、おそらくプラスチックパーツを車軸に当ててそのしなりをサスにしていると思われる。ただでさえモロそうなこの機構をボンネットを開けるためのギミックにも連動させているので(フロント部分を上から押すとエアクリーナー部から覗く突起がフードを押し上げる仕組み)、市場に出てくる個体でプレーンなホイールを装着された初期中期モデルのほとんどはヒップアップかシャコタンになってしまっている。掲載モデルのコッパー・ブロンズが前者で青メタが後者の実例だ。所有している複数の個体の状態から推測するに、最後期に発売され、ディテールアップされたホイールとcorgi刻印のタイヤを履くライム・ゴールド・メタのモデルではこのヘタり癖が改良されていると見た。
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箱絵に図解されたスペシャル・フィーチャー。右側のやつにはなぜかコーギー犬と室内バックミラーが描かれておらず、番号も誤植になっている。初期バージョンか、それとも最近コレクターを悩ませているリプロ版か、謎。


posted by solido161 at 23:07| Comment(2) | TrackBack(0) | corgi | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。新年早々コッパー・ブロンズなんて驚愕のカラーで目が覚めました・・・
63年当時の大盛屋なんかと比較すると、とてつもない技術の差が感じられますね。
私の所有する箱を見てみますと、画像のどちらの箱とも違っていまして、コーギー犬イラストもそれを示すHの表記もありませんでした(室内バックミラーもありません)四半世紀前にワンダーで朝田隆也氏より譲り受けた物で、コーギークラブの入会申し込み用紙も付いておりましたのでリプロとは考えにくいのですが・・・謎が深まるばかりです。
Posted by Wildman at 2009年01月05日 10:56
ご無沙汰しておりました。実は私もショップで初めて見た個体の箱にはGまでの表記しかなかったと記憶しておりまして、そのときはまだお小遣いorお年玉頼りの小スケール中心世界でしたからさんざん迷った挙句に購入をあきらめたこともあってよく覚えているのです。ただ現物が手元にない以上は話がややこしくなるのでそれについてはあえて触れなかったのですが、いや、さすがにwildman様です。朝田氏のコレクションならファースト・エディションのリアルタイム購入に間違いないわけで、ということはリプロではなく次のような変遷があったと考えるのが自然でしょうか。corgi dog表記なし→H表記追加ついでに図解番号位置誤植→誤植訂正ついでにイラスト追加、うん、しっくりきますね。勝手ながらH表記なしバージョンは初回出荷分のみで貴重であるという結論に達しました。

>63年当時の大盛屋なんかと比較すると、とてつもない技術の差が感じられますね。
まだインテリアらしきものとやたらに開けられないボンネットが精一杯でしたからね。当時の国内コレクターの多くがメイド・イン・ジャパンを軽視してしまったのも無理はないと思います。
Posted by ぴろ@solido161 at 2009年01月06日 01:59
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