カー・ナンバー64のポルシェ908ロングテールといえば、69年ル・マンでジョン・ワイヤーズ・フォードGT40にわずか2秒差で負けたマシンです。69年ル・マンはポルシェにとっては12気筒の917を3台送り込んで必勝を期したレースであり、フォードにとってはメイクスとしても老兵GT40としても引退レースであったわけですが、結局917はすべてリタイア、名将ジョン・ワイヤーはフォードにル・マン4連覇をもたらします。908の2位は言わばタナボタだったのかもしれません。翌年ポルシェがなりふりかまわずジョン・ワイヤーと契約して917Kで念願のル・マン初勝利をもぎ取ったというドラマもあったりして、この時期の908はちょっと陰が薄いのですが、ソリドはさすがル・マンのお膝元だけあってこれを忠実なデカールとともにモデル化しています。貼ってないのが許せんという方はご容赦くださいまし。
こちらは赤がキマっているブラジル・ソリドの908です。フランス版とは違ってわざわざ「ル・マン」と謳ってますが、もちろん個体としては実在しないマシンでしょう。リアスポイラーのスポンサー、アジップもありえない組み合わせのような気もしますが、なにげにカッコいいです。ホイールとテール・ランプの処理もフランス版とは違います。

