2005年03月13日

フィアット600 by ポリトーイ
politoys-m 511 fiat 600

長らく戦後不況が続いたイタリアではこのセイチェントでさえ贅沢と思われていたそうで、その廉価版として2年後に登場したのがチンクチェントなんだそうです。つまり500より600の方が先なんですね。
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600のミニカーは仏ディンキーに大傑作がありますが、それと比べるとポリトーイのはかなり大ぶりに作られており、よく見ると前後のサイド・ウインドウの比率がおかしなことになっています。500じゃなくて600だぞと念を押された金型職人が意識し過ぎちゃったのか、必要以上にルーミーな雰囲気になっています。
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イエロー・ゴールド(メーベがこの色よく使いますね)のモデルはぼくの所有しているもの以外は一度もお目にかかったことがありません。オリジナルかどうか疑問ですが、パッケージの1966年2月購入という初代オーナーの書き込みを信用することにしましょう。なお、ホイールにも2タイプあります。
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2005年02月12日

フェラーリ250“ル・マン”ピニンファリナ by ポリトーイ
「フェラリー」って呼ぶほうが、らしくないですかこの時代のは
politoys m525 ferrari 250 le mans pininfarina

ポリトーイMシリーズがミニカーとして本格的にスゴいことになったモデルがこれです。多分63年のパリ・モータショーで発表されたプロトタイプで、フェラーリ最初のミッド・エンジン車としてピニンファリナがデザインしたものだったと思うのですが違ってたらごめんなさい。昔のカーグラあたれば出てくるもしれませんが、このエンジンフードにスクリーン付きのやつって実車写真あまり見た覚えがないです。
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なにがスゴいって、例によって例のごとく開閉部がいたずらに多いだけなのですが、レース・ドライバーの乗降を容易にするために設けられたルーフのアレ(何と呼ぶのでしょう?)と、給油口カバーまで開閉可能とあっては、レーサー気分はもちろんメカニック気分も味わえるわけで、発売された67年当時の少年にとってはまさに夢のようなミニカーだったはずです。
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紙製パッケージにはミウラでも使われた特製ディスプレイ型と通常型がありますが、ディスプレイ型の内側のイラストには2種類あり、どちらも独特のユルさがあって味わい深いです。通常型はぼくが所有している以外にはなぜか一度も見たことがありません。
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青メタのモデルは近年イタリアのコレクターから譲ってもらったもので、プラ製ケースからして最後期のバリエーションと思われますが、ホイールまで違っているのでオリジナルかどうかは謎です。一応、底板にはプラ台に載せるためのホール加工がしてあるし、別の伊コレクターから70年代初頭にフィレンツェのショップで実際に見たという証言も得ているのですが(なんのこっちゃ)、パオロ・ランピニか朝田隆也さんに確認したい気分です。
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ポリトーイがこのミニカーを完成させた67年、ずっとフェラーリ天下が続いていたルマンの覇権はすでにフォードに移っていました。プロトタイプをモデル化した理由はそのへんと関係あるのかなと思ったりもしてます。
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2005年02月07日

フェラーリ250GTベルリネッタ by ポリトーイ
……2回とも75点しか採れなかったような感じでしょーか
politoys m504 ferrari 250gt berlinetta

小スケールではマッチボックス、ペニーと共に文句のつけどころがないミニカーが存在しますが、標準スケールでは出来はいまひとつながらポリトーイから2種出ていました。時期的にどちらが先かわからないのですが、ファイバーグラス・シリーズで1/41、Mシリーズで1/43を作っています。まずはファイバーグラスから。
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今回はじめてMシリーズと実寸を比較してみました。今まで比べたことがないのでドキドキしましたが、ほんとにファイバーグラスの方が大きくて1/41ってハッタリじゃないんだとわかりました。やはりまったく違う金型なのかなと思った次第です。ビミョーに幅広でふくよかなファイバーグラスの方がぼくは好きです。
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Mシリーズのルッソはあまり人気がないようです。フェラーリなのに。初期の擬似ワイヤーホイールが不出来でタイヤ径が大きすぎること、またルーフトップの角度がつき過ぎていることがその原因かと思われます。
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左が1stで右が2ndです。ミニカーも実車も足回りでイメージかなり変わりますね。
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ポリトーイの1stと2ndを区別する要素としてはホイール以外にライセンス・プレートがあります。初期モデルはデカールになっています。
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2005年02月04日

ランボルギーニ・ミウラ by ポリトーイ
あっちもこっちも、凝りすぎです
politoys m552 lamborghini miura

ソリドとポリトーイ……今でも悩みます。かつてぼくはお年玉貯金でこちらを買いました。おフランスのエレガンスよりイタリーのギラギラにやられたんですね。総合点でソリドに軍配があがることは否めませんが、製作陣の情熱が伝わってくるこちらの方がミニカーとして好きかもしれません。持てる技術をすべて注ぎ込んだあまりちょっとたてつけが悪くなりましたが。
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特製パッケージのイラストにも謳われているとおり、最大の売りは6アクションつまり「すべて開く」です。フロントカウル、両ドア、リアカウル、トランクで5箇所、もうひとつはなんとフロントグリルが可動します。それをおそるおそる開けると(メッキがこわくてぼくは爪楊枝使ってます)、実車同様に給油口が顔を出します。さらにさらにフロントにマウントされたスペアタイヤも取り出せます。さわるたびに「おいおいおい」と呆れてみたくなります。
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細部も凝りに凝っていて、ソリドでは無視されたリアウインドウは当然として、エンジン・ヘッドにはしっかりブラック・パーツ、エグゾーストパイプもばっちり、とりわけすごいのはカンパニョーロ・ホイールの彫刻です。なお、ソリドにあってポリトーイにないものは前輪ステア機構だけです。
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カラー・バリエーションは5色が確認できています(後年のスピードホイール版は除きます)。やっぱり赤メタがいちばん見栄えしますね。
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なお、たてつけが悪くなる原因となっているのが両ドア下部のメッキ・パーツです。これが経年変化で歪んでくると両ドア、両カウルの閉まりが悪くなるのです。1個のパーツがすべての開閉部に干渉するあたりはこのクルマのエクステリアがいかに独創的なものであるかを物語ってますね。
パッケージは初期が特製紙箱、さらに悪名高き固定バンドつきのプラケースが2種類あります(写真ではバンドは外してあります)。またプラケース版では両カウル内側に小さな緩衝材を挟み込んでカウルを開いた状態で出荷された痕跡が確認できています。
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ここで恒例の謎出しをひとつ。
プラケース版に添付されたカードの裏面に注目。
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おそらくコレクターズクラブ案内が掲載されていると思われますが(イタリア語わからん)、上部の品番表示が「M31(旧552)」となっているぢゃないか!! Mの2桁品番はいわゆるMシリーズ500番台の次に登場したシリーズで、E品番ほど乱暴でなく500番台ほど神経質でないシリーズとして知られていますが(?)、どうやらポリトーイは人気のミウラをそこにコンバートするつもりだったようです。ランボルギーニ・イスレロ他の500番台でもこのパターンが確認できてますが、おそらくディテールは維持しつつプラタイヤを履かせた2ndモデルを計画していたのが頓挫したのでしょう。結果的にポリトーイズ・ミウラはずっと552番として販売され、金型を最後の最後まで使い倒し最終的には自慢の6アクションもメッキパーツもカンパニョーロも、Mシリーズのプライドはすべて捨てた潔すぎる2ndモデルになり果てます。
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凝りすぎたメーカーの反動と呼ぶにはあまりにもトホホな展開。
ちなみにポリトーイはその後ポリスティルとしてビッグ・スケール・ミニカーをマーケットに定着させ、イタリア最大の玩具メーカーとなります。
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2005年01月30日

ジャガー・Eタイプ “リタのジャガー” by ポリトーイ
……ピンクのタイガーって歌はあったけど……
politoys 120 jaguar xke gt spyder "la jaguar di rita pavone"

ジャガーEタイプのミニカーといえば、マッチボックス、コーギー、テクノがよく知られていて、どれも素晴らしい仕上がりです。ポリトーイもあの謎のシリーズ“fibre glass"(ファイバーグラス)でモデル化しているのですが、これはその中でもさらに変り種、60年代イタリアの人気タレントであるリタ・パヴォーネのジャガー(本人が実際乗っていたのか、劇中車なのかは不明です)。トランク・フードに66年の彼女の最新シングルのプロモーション・デカールが貼られています。
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ポリトーイは初期のあまり出来のよくないプラスチック製のミニカーからあの驚異的なMシリーズに移行する過程で“ファイバーグラス”と謳ったシリーズを数台作っています。といってもダイヤペットでよく知られているABS樹脂製なのですが、出来はとてもよく、事実その金型はほとんどMシリーズに流用されました。
謎@ファイバーグラスでは1/41ということになっていて、コレクターによってはMシリーズとはまったく別物の金型から起こしたものだと言が人がいること。たしかにアルファロメオ・ジュリアGTやフェラーリ・ベルリネッタはMシリーズのものとは明らかに違う成型なのですが、オペル・カデット・クーペなどはMシリーズと寸分違わぬ外見なのです。
謎Aこのジャガーとマセラティ・ミストラル、VWビートルはMシリーズではモデル化されていないこと。特にビートルはテクノやブラジル・ソリドに匹敵する出来で、ダイキャストで作らない理由はないと思うのですが……。
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フロントマスクの解釈は他のブランドより一歩抜きん出ていると思います。
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2005年01月23日

マセラティ・クワトロポルテ by ポリトーイ
……高級セダン・グランツーリスモの真打ち
politoys 541 maserati 4 porte

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ポリトーイMシリーズというと執拗なアクションへのこだわりとメッキ・パーツの多用でオールド・コレクターには敬遠する向きもあるようです。丈夫さと安全性が求められる“おもちゃ”という制約の中で、グリルやバンパーはあくまでもボディあるいはシャーシと一体成型、色の塗り分けによっておとなも満足できるディテールを再現したディンキーやテクノの技術にこそミニカーの醍醐味があるのであり、ポリトーイのような手法は邪道だというわけです。たしかにパッケージから取り出すたびにどこかが破損する不安があるという意味ではコレクター泣かせですし、実際にメッキ・パーツまで完璧なミント・モデルを捜すことは今となっては非常に困難になっています。でもトイカーからスケール・モデルへ果敢に挑戦したこのシリーズがなければ今日のミニチャンプスも存在しなかったとぼくは思います。外からほとんど見えないサスペンションにスプリングを埋め込むことにこだわったポリトーイの“熱さ”は唯一無二のもです。
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このモデルの醍醐味はなんといっても4ドア全開。センターピラーが少々太めですけど。

素晴らしい作りこみの裏版です。写真ではお見せできませんがなんと4輪すべてにスプリングがマウントされています。相当の自信作だったと見え、リーフレット・カタログの表紙にもフィーチャーされました。パッケージは……ポリトーイにケチをつけるとすればこれですね。イタリア人は結局最後のツメがアバウトなのね。
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2005年01月14日

アルファロメオ・カングーロ by ペニー
……小スケール・ファン垂涎のアルファロメオ
penny 0/22 alfa romeo giulia 1600 canguro

小スケール・ミニカーの逸品、ペニーのアルファロメオ・カングーロです。
カンガルーなんだそうです。
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今でもミニカー・ショップやオークションでたまに目にすることはありますが、そのほとんどは第2期モデルです。初期モデルは写真のようにヘッドライトにラインストーンが埋め込まれ、かつステアリング・ホイールのスポークまで型彫りがなされています。つうか、スポークの方は今デジカメ撮ってて初めて気づいたんだけど。はぁビックリした。それぞれ左が1stで右が2ndです。
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いつもの角度から見るとこうです。素晴らしい。
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しつこいですが実は第3期モデルも存在します。金型が磨耗したか破損したかでヘッドライトの片方がビミョーに丹下段平です。ぼくの持っているダブりのうち半分は丹下段平です。左から1st→2nd→3rd(?)です。
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